RULES基本ルール
基本ルール
バドミントンは、2ゲーム先取の3ゲームで行われ、ラリーに勝った方に1ポイントずつ得点が入る“ラリーポイント方式”です。
ラリーを重ね、21点を先取した方がそのゲームの勝者となります。
また、ラリーで21点先取すると、次のゲームは勝った方の選手からサービスとなります。
スコアが20-20になった場合は、先に2点リードするか、先に30点を取った方が勝ちとなります。
フォルトについて
ルールを守らないとフォルト(反則)となり、相手にポイントが入ります。
フォルトになる行為
- サービス時、サーバー・レシーバーの足が宙に浮いたり、移動したりすること。
- サービス時、ラインを踏んだり、超えたりすること。
- シャトルを相手の体にわざと当てる行為。
- プレイ中にネットに触ってしまうこと。
など、知らないとうっかり違反してしまうようなルールもたくさんあるので、しっかり覚えておきたいですね。
ORIGINバドミントンの発祥
バドミントン発祥の地は、インドとする説とイギリスとする説があります。
バドミントン協会が誕生したのは1893年で、コートの広さや形、プレー人数や得点制度など、ルールを統一する動きが広がっていきました。
それから日本でバドミントンが広まったのは1930年代で、現在では日本のバドミントン人口は750万人ほどいると考えられています。
SHUTTLEシャトルについて
バドミントンのシャトルの羽根部分は水鳥(主にガチョウとアヒル)の羽が使われており、16枚の羽根で一つのシャトルとなります。
ガチョウの羽は日本バトミントン協会に認定されていて、強度が高く、公式試合でよく使用されます。
アヒルの羽は、強度としては高くありませんが、安価で購入できるため日ごろの練習用に向いています。
ちなみに、シャトルの羽根やコルク部分は天然素材で出来ており、気温や湿度・標高などの影響を受けやすいため、季節によって飛距離が変わります。
バドミントンは屋内スポーツですが、会場の窓を閉め切ったり、コートに影響がない窓しか開けないなどの配慮がされるほどです。
実際に、2018年にジャカルタで行われたアジア大会の会場では、空調からの風が強く、練習時間を使ってシャトルの飛び方を入念に確認する選手の姿が見られました。
FASTEST最速の球技
ギネス認定されているバドミントンの最速スマッシュはなんと426km/h!
新幹線の最高速度よりも早いスピードです。
これは2017年にデンマークのマッツ・ピーラー・コリング選手が出した記録で、バドミントン以外の球技を含めても世界最速。
あまりイメージがないかもしれませんが、実はバドミントンは平均球速も300km/hを超えるスポーツです。
プロの試合では、集中していないと見逃してしまう圧巻のスピード感を楽しむことができます。
そんなスピード感の中で4分28秒ラリーが続いた公式試合があります。
平均のラリー時間はプロ選手同士の場合10秒未満になることが多いので、かなり長いことが分かります。
10秒未満と聞くとかなり短いように感じますが、このラリーをどちらかが21点になるまで続けることを考えると、1ゲームに対してかかる時間は20分を超えるほどで瞬発力に加えて耐久力もかなり必要になってきます。